2011年02月25日

maya's colum vol.14

―「恋」と「愛」の違いって、なに?
私は今までに、幾度となく考えた事がある。
というより、誰かを好きになる度に、この感情は恋なのか、愛なの
か?と自分自身に問いかけ、時に涙し、胸を痛めながらも、答えを探してきた。
その為にどれだけの恋愛本を読破した事か・・・。(笑)
でも、考えれば考えるほど、その気持ちはわからず、深く深く手を
伸ばしてきた。
そして、ようやく見えてきた恋と愛の違い。―


過去にしてきた恋愛を振り返れば、それまでの恋愛は好きな人と仲良くなりたい気持ちや、
相手を知りたい気持ち、そして、自分だけを見て欲しい気持ちが先行していて、
基本的に自分本位だった様に思う。
好きな人に告白をしたけど振られてしまった時や、
相手に気持ちを伝えたのに自分の思いが伝わらなかったようなケースに、
決まってショックを受けていた。
相手に対して「〜してほしい」という願望や欲望に駆られて心が動いていた為か、
長続きしない恋愛を繰り返しては、その度に「どうして?何で分かってくれないの?」
と思っていた。
今思えばその感情さえも自分本位な考えだったのに・・・。

2009年。
ワクワクする気持ちや、ドキドキする感情とは違う“何か”が芽生えた恋愛を経験した。
それは、以前ここにも書いた、一目惚れした彼に対する自分の想いから感じた事。
そして、その“何か”とは、
「相手の全てを受け入れること」だった。
「彼が笑ってくれると嬉しい」
「支えになりたい」
「大切にしたい」
そんな感情が私の中にある大部分を占めている事に気付いたのだ。
こんな感情、初めてだった。
いつの間にか、彼の笑顔が見たくて、
彼に褒めてほしくて、イイオンナだと思ってもらいたくて、必死で努力している自分がいた。
相手への気持ちが、「〜してほしい」ではなく、
「〜してあげたい」へと変わり、相手の立場になって物事を考えるようになり、
徐々に私の心に芽生えた“何か”は確かなものへと、変わっていった。

“傍にいて、ただ守られるだけじゃなく、支えになりたい”と、心から思っていた。

自分本位の感情ではなく、相手に尽くす事、相手を愛している行為自体が私にとってかけがえのない大きな喜びになり、「こんなにも愛おしく思える人は他にはいない」と思った恋愛。

―愛。そして、恋。

漢字にして見てみると、「愛」は真ん中に「心」があるように、
「真心や誠実な思いを相手に伝えたい」と、自分の本心で動くもの と表している気がする。
そう考えると、よく「愛は見返りを求めない」と聞くけれど、
それは決して理屈ではなく、相手を愛すること は何か代償を求めて行う下心(恋)とは違い、
「相手を受け入れたい」
「幸せにしたい」というような与える側の“真心”から起きて いるように思う。
そして恋とは、相手の全てを受け入れるものでなく「相手に自分を 受け入れてもらいたい」
というような自分の願望を押し通す未知へのチャレンジ精神的なものを表している。
だからこそ、“ドキドキ”や“ワクワク”などのエキサイトした感情が入り混じり、
そし て代償として想いが届かなかった時、切なさや不安、悲愴感のよう な複雑な感情が交錯してしまうんじゃないか、と。

その点、愛は相手の全てを受け入れ、自分の心と相手の心を共有し 合う温かい精神の繋がり。
気配りや思いやり、自己犠牲などの献身的な感情が生まれるため、ワクワクやドキドキなどの感情は芽生えにくいけれど、安らぎや信頼感と言った心地よい安定感が心の中に芽生えてくると思うのだ。
そして、愛されている側も愛を受け取ることで心を満たしているので、
お互いに心を共有し合える感情じゃ
ないか、って。

その恋愛を通して私は感じた。
そして愛する幸せを知っているからこそ、こんなにも愛されたいと願うのだ、と。

愛は、その人のありのままの全てを受け入れること。
そして、そこには苦しみや窮屈さではなく、幸せがある事。
大きく言えば、愛とは、信じることでも、好意を寄せることでもなく、「許容」することかもしれない。
相手のすべてを受け入れる優しさや寛容さ。
そこに愛があるような気がする。
その人がどうであれ、どんなことをしようとも、その人のことを思える強さ。それが愛なのではないかと。

そして恋とは、キラキラとした一方的な思いで許されるものであり、
相手にこうあってほしい、と妄想することも自由。
その人が好き、と、その人の理想像を頭に浮かべながら、現実との差異に目を伏せながら、胸を弾ませる事が出来るもの。
だからこそ、片想いはときめく事が出来るし、楽しく感じる。

もちろんここに書いた思いは、あくまで私の価値観に過ぎない。
恋愛は考える行為ではなく、自分自身が体験して感じる取るもの。

恋と愛の定義は十人十色。
「好き」という言葉の奥に潜む心のざわめきは、人によって色が違うから。
これを読んでいるみなさんが恋愛に絶対的なマニュアルなど存在ない事を信じ、
随所に氾濫している情報洪水に溺れないで自分の目と心で体験して、恋愛を、
そして人生を謳歌してほしいと思います。

―人と人が出会い、恋と愛が交じり合う時、
その恋愛は、ほぼ確実なものとして、二人の間に実り、結ばれる。
恋をするだけでは、恋だけに終わってしまう。
大事なのは、しっかりと愛し、「恋愛」をすることである。
傷ついても何度も恋して。
恋をしなければ、誰も愛せないから―


恋と愛の違い。
そんなことを考えていた、夕暮れのバスルームで。
posted by maya at 00:00| コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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