2010年12月25日

maya's colum vol.12

―浮気せずに、ひとりを愛する事が難しい事くらい、分かってる。
でも、難しいからこそ、そっちの方が遥かに素敵でカッコいい愛し方だと思うの。
だって、浮気なんて誰だって出来るじゃない。
・・・たった一人だけを愛し続けることに何よりも憧れる。
一つだけでいい。本当の愛を、ずっと、探して生きていたい―


以前ここにも書いたけれど、私は両親の愛に、強く憧れていた。
二人が、互いを想う気持ちから溢れ出すオーラ、そんな二人が時間をかけて作ってきた、愛の空間。その空気に触れるだけで幸せだったし、
愛し合う二人を見て、自分の未来を想像してた。

“いつか作るんだ、私も。
素敵な男と出会って、恋をして、赤ちゃん産んで。
そうやって、お父さんとお母さんみたいに、私も作るの。” 

繋いでいた手を離してしまったふたり。
両親の別れは突然で、まだ子供だった私には理解出来ない「大人の事情」が心を惑わせた。

ねぇお母さん、覚えてる?
あの頃、男は浮気する生き物だ、って口癖のように言われるたびに
「ウワキってなぁに?」って、聞き返してたの、覚えてる?
本当は知ってたんだ。
ただ、その事実に気付きたくなかっただけ。
希望が、夢が、壊れてしまいそうで、すごく怖かったの。
あれから私は色んな男と出会って、色んな恋を経験してきたよ。
何度も笑って、怒って、泣いて。一つ一つ全力で恋してきたよ。
だからね、今ならお母さんの気持ち、分かるの。
本当は口に出す度に、自分に言い聞かせてたって事。
もう、そう思うしか悲しみから抜け出す方法がなかったってこと。
そういう生き物だって、諦められたらどんなに楽か。
期待すればするだけ傷つくのは自分だし、
大切な人を失った哀しみは、自分だけしかわからないもの。
あの頃私は、裏切られたって思ってしまっていたけど、
誰よりも辛かったのは、お母さんだったってこと、今の私には分かるよ。

***************

どんなに恋しても、分からない事は増えて、どんどん恋愛に臆病になってしまう。
だから私は自分の思いを文章にして、誰かとこの気持ちを共有したいという気持ちから、
キーボードを叩き一文字一文字打ち込んでいるのだと思う。

「浮気なんて、くだらない。」
もちろんそう思う。
でも、私の周りにも浮気が原因で離れてしまったカップル、少なくないんだ。

『二人の間にある愛を信じてきたの。あんなに強く、何度も愛し合ったじゃない。
「ごめん」なんて簡単に口に出さないで。ごまかすように優しくしないでよ。
どうして私じゃないの?
いつも言わない「愛してる」聞けばまた、ココロも体も預けてしまう。
そうやってどんどん自分が磨り減っていく・・・』


『これ以上好きになりたくないのに、大嫌いなんて言えない。』

無言のオンナ達の叫び。
大好きだから許してしまう。
傷つきたくないから現実から目を反らしてしまう。
自分だけのあの人だったから、考えれば考えるほど、自分がちっぽけな存在に思えてきて、
「もう二度と幸せになんてなれない」 と絶望の淵に立たされて、ナミダして・・・。
本当はもう忘れて、この哀しみから開放されたい。
楽になって、新しい恋を見つけたい。
そう願っても、忘れられなくて。
ずっと一緒にいられると思ってた。
今でも思い出の曲が耳に流れてくると、楽しかった思い出が鮮明に脳に思い浮かび、
輝いていた自分とあの人がフラッシュバックされてしまう。
その度にまたナミダし、
その度に孤独になり、
それなのに毎日あの人からの連絡を待ち侘びてしまう自分がいて・・・。

もう、何もかも疲れたはずなのに、
それでも、愛を求めることも、信じることも、やめられない。

「プラス思考」や「ポジティブシンキング」という言葉が溢れかえっている世の中。
マイナス思考や、後ろ向きな人生を送っている人が、現代社会に多く存在している事実。
それに追い討ちをかけるように今の世の中は“ネガティブな感情を捨て、
常にポジティブな感情を持つべき”と、それが当然な姿であると言わんばかりの風潮が浮き彫りになっている。
でもね、私は、恋愛や日々の生活に疲れ果ててしまった時に、自身に鞭打ってまで無理に前向きになろうとする必要はないと思うんだ。
失恋した時、大失敗をした時、叶わぬ恋を痛感した時、どうすることもできない状況になってしまった時は、辛くて当たり前。
どうすることも出来ない自分に無力を感じたり、「諦める」「諦めない」の心の葛藤で、
身も心も疲れ果ててしまった時、周りの人間に何を言われても、自分の気持ちを大切にしてほしい。
だって、一人の人間のことをそこまで好きになれる気持ち事態、本当にすごい事なんだから。
嫌になったら、諦めてすぐに次に目を向けてしまうモラトリアム思考の人間が増えてきている中でも、孤軍奮闘しながら耐え続ける姿は美しい。
辛くても切なくても、それでも相手の事が好きで好きで諦められない事に、私はロマンさえ感じる。
だからこそ、自分の気持ちに嘘をついてまで忘れる必要はないと思うんだ。

「時間薬」という言葉があるように、時は最大の特効薬。
傷ついて涙した日々さえ、いつか愛せる日が来るはずだから。
だって、皆も私も、人生を毎日全力で突っ走れる時期ばかりじゃないよ。
そんな時は疲れた心を時の流れるままに任せて休ませてあげて。
疲れ果てたら寝ればいい。
投げやりになったり、愚痴をはいたり、部屋に閉じこもってずっとずっと悲しみに浸って泣き続けていてもいい。
そうしてまた大丈夫になったら、前に進めばいい。

孤独で不安なときもあるけれど、人はいつだってまた立ち上がる力を、
幸せを探しながら孤独と闘いながら生きていける強さを、持っているはずだから。

PS
2010年、メッセージやコメントから愛をありがとう。
私がどれだけやる気や喜びをもらった事か・・・。本当に本当に有難う。
素敵な新年をお迎え下さいませ。
皆にとって新しい一年が素敵なものになりますように。                           愛を込めて、mayaより

posted by maya at 00:00| コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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