2010年11月25日

maya's colum vol.11

男と女が出会い、
急ぐように求め合い、結ばれる。
約束されていたかのような出会いに、
自分の目に映る彼に、
恋している自分に、思いきり酔いしれる。
徐々にズレ始める歯車・・・感じ始める距離間。
二人の間に流れていた、淡いピンク色の空気が薄れていく。
でも、聞けないの。
壊れるの怖いから、わざと遠ざけてるの。

「ずるいよ、その目も、そのキスも、その腕も。
ねぇ、私達、もう終わりなの?」
ほんとは寂しくて仕方ないのに。
これ以上傷付きたくない。
もう、泣きたくないの\x{2014}

「いつからなんだろ。彼に素直に甘える事出来なくなったの。
何かある度に、もう終わりなのかな?私達。って。
でも結局、時間が経てば何事もなかったように接してる自分がいて。
「情」で付き合うってこういう事なのかなぁ、って思っちゃうよ。
エッチも1年以上もしてないし、努力する事がなくなっちゃってさ。
彼の為にキレイになりたいとかって気持ち、忘れちゃった。アハハ。(笑)
寂しいって素直に言えたら、私達、もう1度あの頃に戻れるのかな・・・。」

夏の暑い午後、天神のスタバに、女2人。
窓から差し込む日差しに、前髪をかきあげていたサングラスをおろし、
離れたくても離れられない長年の恋人との関係を話してくれた女友達。
私は恋愛で悩むといつも相談していた。
彼女の言葉には、女の私のココロに響く説得力があったし、
何よりも結婚間近だった2人は、私の憧れのカップルだった。
そんな2人にも大きな問題があったなんて、、、。

今でもはっきりと覚えてる、サングラス越し光る涙を。

「毎晩欠かさなかったメールも、電話も、記念日も。
同棲してからいつの間にか曖昧になってたの。
その度にケンカして、泣いて。
もうこれで最後、別れようって伝えようって決めても、
結局は喉まで出そうになった言葉を飲み込んで、手を繋いでる。
流した涙でさえも何の為だったんだろう?って、不安になるの。
もう、この関係を崩してしまうよりも、このまま結婚した方がラクかもしれない・・・。」

7年という長い時間、愛を育んできた友達を、私は誇らしく思う。
だって、たった1人の男を愛し続けるって、そう簡単な事じゃないもの。

「きっと、1人になるのが怖いんだよね、私も、彼も。
永遠を夢見てきたし、この恋が最後だって信じてきたから。。。
私も考えるだけで怖いし、辛い。それに、もっと心配なのは彼の事なの。
離れたあと、私がいなくなっても大丈夫かな?って。
もう見えない所で終わってしまっているかもしれないのに、
自分の事以上に、彼の事が心配してる自分がいるよ。
そうやって、想えばおもうほどに裏腹な言葉ばかり出てきて素直になれない私って、バカだよね・・・。」
いつか、本で読んだ言葉を思い出した。
自分本位な気持ちは恋で、他人本位な気持ちは愛だって。

刺激のある恋愛がしたいと望み、臆病にならずに恋が出来た10代を通り過ぎ、
いろんな恋を経験した上で、たった1人の男と2人の間にある「愛」を理由に結婚を夢見る20代へと突入した私達。変わらないのは、今も昔も、そしてこれから先もずっと、愛し、愛されたいと願う気持ち。たとえ、月日が経つに連れて鮮度は変わっていったとしても、
自分の愛する男に「愛される女」でありたい。

「どうしても、私達もう終わりなの?って、聞けないの。
抱いて、って言わなきゃ抱いてもらえないなんて、どうしていいかわからなくって・・・。
とっくの昔にいらないプライドは全部捨てたつもりだったのに、
子供を作る事でしか刺激が戻らない関係だって分かった瞬間に女としての自信までもなくなってしまいそうで、泣いちゃったの。そうしたら「俺のせいだから、お前は悪くないから。」って言うのよ、彼・・・。」

こらえていた涙を止める事が出来なくなり、声を上げて泣き始めた友達は、
頬を涙で濡らしながらそう言った。

7年もの間、愛を育む事の難しさを、私は知らない。だから、何も言えなかった。
・・・ううん、言わなかったんだ。
男と女の間に起こるすべてのことは2人にしか感じる事が出来ないし、
「ただ何も言わずに聞いてほしい。」という気持ちを受け取ったから。
ナミダで濡れた手をそっと握ったら、
「愛されたい」
と願う彼女の気持ちが異常なほどに伝わってきて、胸が苦しくなった。
「自分の愛する人にとってのイイ女でなくなってしまうって、こんなに辛いって知らなかった。
優しくされればされるほど、泣きたくなるの・・・。」
気付けば辺りは薄暗くなっていて、沈みかけた夕日が、彼女のナミダをキラキラと光らせていた。

きっと、どちらも悪くない。
「関係を持つのはお互いだけにしましょう」という約束の下、付き合い始める男と女。
2人の未来を想像するだけで幸せを感じていたはずなのに、1年、2年、3年・・・と過ぎていく日々の中で、描いていた未来と、目の前にある現実とのギャップに傷付き、くじけそうになる。
その度に「ねぇ、愛してる?」と、問いかけては「愛してるよ。」の言葉に心から安心する。
そうして、手を繋いでまた、2人だけの道を歩き出す。

「ほら、私達は大丈夫。」
そう、自分に言い聞かせて、手を取り合い、永遠を夢見る。
そうするうちに、それが重なり、2度、3度・・・。
徐々感じ始める距離間・・・。
“育ってきた環境が違うし、価値観や相性のズレなんて仕方ないじゃない、それなのにどうして?”
それらが引き金となって、2人の歯車がズレ始めたのは、もう随分前だと気付いた時には遅く、焦れば焦るほどに2人の関係にズレが生じていく。
そうして、2人の間に出来たミゾは簡単には埋められなくなってしまうんだ。
ただ、愛し合いたい。それだけなのに・・・。

別れを知ったのは、私の誕生日を過ぎた、秋も深まる頃だった。
「色々ありがとね。何時間も話し合って、笑顔で別れる事が出来たよ。今でも彼は大切な人に変わりないし、7年間という時間が築き上げた関係は想像以上に綺麗なものだった。愛し合った時間が何よりの証拠。本当に彼には感謝してる、ありがとうって何回言っても足りないくらい。彼以上の人に出会えるかわからないけど、私、頑張る。遅くなったけど、Happy B’day!maya!素敵な23歳を!」

「うん、ありがとハニー!」
そう言って二人で笑った。

なんだか、恋するのって夢を追うのと似てる気がする。
傷付いたり、ココロが折れそうになったり。
でも、どうしても、夢を追いかける事を、永遠を夢見ることを、諦められない。
だって、時の流れに身を任せていただけじゃ、夢も、愛も、掴めるほど、人生って甘くないから。
それに、それでも諦められないものがあるって素敵じゃない?

愛の形は人それぞれ。幸せの形も人それぞれ。
他人が何と言おうと本人の中にある真実さが大切だし、
それこそが人生の面白さだと思うんだ。
私も、自分にとっての幸せを見つけるまでの旅路を、
精一杯生きて、精一杯楽しもう。

Life is Love.
posted by maya at 00:00| コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。